製造裏話
メディカルチャクラリスト高木 君与です。
うちは名古屋でちっちゃなオーガニックハーブを使った
製造業を大きく開始したのが2009年だから8年目くらい?
(起業したのは2006年の夏)
ハーブって当たり前だけど農作物なんですよねぇ。
でね。
原材料の安定した確保が1番難しい問題だったりします。
不作の年もあれば、海外某国がいきなり世界中の
とあるハーブを買い占めて
仕入れられなくなることもある。
突然ブーム到来すると大企業さんが買い占めることもあるし
農家さんを傘下に入れてしまって
市場に出回らなくなることもあるんです。
ひどいと1キロ数千円で仕入れられてたものが
ある日突然1キロ5万円以上になったりして・・・・
もうこうなると本当に泣きが入る(ノω・、) ウゥ・・・
その中で最も大変なものの一つが ローズ。
私がローズをよく使うので、よく仕入れるのだけれども
それがまた大変なのだ・・・
私が入れたいローズがこれなんだけどね。
乾燥させるわけですよ。
すると・・・・
こうなる・・・・
これはうちの会社的には本来使いたくないレベルです。
でも、これが本当に普通に市場に出回っているオーガニックローズのレベルです。
メーカーさんに発注する前に細かく聞くんですよね。
今の色の状況は?保管環境か?日本に来てどれくらい経ってる?
そう言う諸々をめちゃくちゃ細々聞くので
うちはとっても面倒臭い取引先と思われているはず・・・・
日本のハーブティー製造メーカーをされている会社の大半は
香りを重視するんですね。
だから色とかは関係ないんだよね。
まぁ実際お茶にしてしまえば、色は落ちてしまうから関係ないのだけれど。
でも私はお茶の袋やテントブレンドの袋を開けたときに
パァッと気持ちが上がるような綺麗な色がいい
(香りが良いのは当たり前。。。。)
となると、このローズはもうほとんど使えなくなってしまうんです。。。
(すると高木のハーブバスの材料になる。。。)
そもそも、色素成分にも栄養が含まれているしねぇ。
同じロットのローズでも、こんなに色が違うこともある。
本当に?!同じなの?!保管はちゃんと遮光してた?!
ガスバリアとか気にしてた?!
と言いたくなるけれど、メーカーさんも色々工夫はしてても
この状態だそう・・・・(T_T)
ハーブの大半は海外で育てられています。
日本よりも海外市場の方が規模が大きく、
海外市場でニーズのないものは基本作られないんだそう。
ヨーロッパなんかはBio(オーガニック)のハーブが入手しやすいけれど
それは現地で消費される程度しか育てられてなかったりもして
海外まで出ないことも多いんだって。
海外の多くは、日本に比べればBio製品が入手しやすい環境ではあるけれど
それにしたってニーズが従来農法のものより多いか?というと
そうでもない。
つまりそれは 消費者の数の差、でもあるんですよね。
買う人が多い方を 農家さんも作るよね。
なので従来農法という農薬や肥料を使ったハーブならいっぱいあるし
そっちの方が色はいいんです。
でも私は口に入れたり、肌に触れるものに、そういうものは使いたくない・・・
消費者が何を選ぶのか?によって生産者も
何を作るのか?が変わる。
もっと手軽にオーガニック製品を入手するには
消費者の意識が変わることが必要なんですよね。
近頃は、そうした 良質なものを作る生産者を応援しよう!
という動きも徐々に広がりつつありますよね^^
うちの活動が応援になっているかは分からないけれど
私としては、心の中ではそんな応援の気持ちで使っているし
今後もこのスタンスを変えるつもりはありません。
ちなみに、海外からハーブを個人的に仕入れて何かしら作って販売されてる方を
お見かけますが、購入される皆様、どうぞ気をつけてくださいね。
オーガニックだ!と嘘なんていくらでもつけるし
お金さえ得られれば中身なんてどうでもいいと言う人も
大勢います。
(製造メーカーでもそう言う人は大勢いるらしいのよ・・・)
素性の知れた人から信頼関係を築いたのちに
仕入れられるようにならないと、場合によっては
騙されることもあるんですよねぇ。
ビジネス第一主義かこだわりのある会社か
消費者がどの目線で選ぶのか?で世の中の動きも変わると思います。
うちの今後の目標は有機認証の取れる施設作りです。
まだまだ先は長そうですが、地道にコツコツ頑張ろうと思いますので
みなさま・・・・購入応援よろしくお願いします(*^^*)(笑)
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